12月 172012
 

「脱原発の民意と隔たり」
これは東京新聞のトップページの見出しの1つです。

民意とは何か?ということですよね。

東京新聞の主張によると、東京新聞が行った世論調査では、全体の6割の人が、遅くとも2030年までの原発ゼロを求めている。それなのに、原発推進の自民圧勝で、民意が反映されない選挙結果になっている、という論調です。

でも、民意ってそういうことなんじゃないんですか?
つまり、結果が民意であり、それがすべて、それでお終いです。

基本的に、人間なんてのは「本音」と「建前」のある生き物なんですよ。

日本、そして、福島県に壊滅的ダメージを与えた原発を、このまま放置していいと思いますか?
と聞かれれば、そりゃ、「よくない」と答えるでしょ、普通。
だからと言って、それが本音とは限らないじゃないですか。
だから、本当の民意は、選挙によって見えたところのものなのですよ。

もし、隣のアパートに若い夫婦が住んでいて、生まれたばかりの赤ちゃんが毎日夜泣きをして、うるさくてしかたない。
それで、翌日、隣のうちに怒鳴りこむかといえば、たいていの人はそんなことはしないです。

顔を見合わせた時、隣の若夫婦は、「子どもがいつもうるさくて、すみません」と謝ってくれば、「いいですよ、気にしないでください」と言うのが普通でしょう。
でも、その若夫婦が翌週にでも引っ越せば、「あぁ、よかった。今日からぐっすり眠れる」というのが、本音でしょう。

世論調査やデモなどを取り上げて、「民意」というのはおかしいですね。
本当の民意は、よくも悪くも「サイレント・マジョリティー」なのです。

サイレント・マジョリティーは、デモなどに参加している「ラウド・マイノリティー」なんて相手しないですよ。
やかましいだけで、キリがないですから。
もちろん、彼らの主張は、正論でしょう。
でも、明らかに声だけ大きくて、実際の行動で示しているようには思えません。
だから、しらけるんですよね。

商売をやっていれば、わかるのですが、消費者の「欲しい」と実際の「買う」とは、必ずしも一緒ではありません。
欲しいものを買えばいいのに、どうして買わないのか?と思いますが、結局はそれが「民意」というものなのです。

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