12月 222012
 

日本の大手電機メーカーの凋落ぶりは、新聞や本・雑誌などからもうかがいしれますが、実際、元患部幹部の人の独白というのは、生々しくておもしろい、というかおそろしくさえありますね(;^_^A

東京新聞(2012.12.21)
「優秀な若者止めていく。技術者は韓国へ」より
以下【】抜粋引用

2期連続で、空前の大赤字を計上したパナソニック。
その元幹部の告白文です。

【パナソニックは人件費などの管理費が20%近い。だから、パナ製品の冷蔵庫やテレビが高くなる。
人件費が重いってことは、それだけ人が多い。】

人件費が「かかる」とか「高い」とかではなく、人件費が「重い」というのが、ものすごくリアルな表現ですね。

これは電機のメーカーだけでなく、日本の企業に共通している制度疲労でしょうね。
電子書籍が伸び悩んでいる のも、出版社の人件費の「重さ」によるところが大きいようです。

【職場では「エクセル」を使えないような人もいる。そういう人は、夕方5時ぴったりに帰る。

古い日本型経営の悪い部分だけが、会社にのしかかっていた。】

他人事ながら、思わず、ため息が出てしまいます…。
しかも、そのような「エクセルも使えない人」たちの人件費が重いわけでしょ?
そして、その人たちは会社に残り、若い能力のある人たちは去ってゆく…悪循環ですね。

【優秀な若い人は展望が開けずに辞めていく。
技術者がたくさん韓国のサムスン電子に移っていった。年収2000万とか3000万円でね。
それでも会社は引き留めない。
当面、人件費を下げる方が大事だからね。】

う~ん、なかなかどうして・・・。
よく韓国企業の年収の高さが、日本人技術者の引き抜きの要因にあげられますが、これを読む限り違いますよね。
そりゃ、年収も大切でしょうが、「会社の展望」が見えなければ、優秀な人ほど去るのは必定です。
沈むかもしれない船に残るのは、そこにしか居場所のない人たちだけですから。

【出張でアジアの国に行くと、地元の人はサムスンのテレビがいいという。余計な機能がなくて使いやすいと。
国内で技術者はバリバリ徹夜して開発する。彼らは高機能なら売れると思い込んでいる。
僕はいまローテクの日用品の業界に転職して初めて分かった。客が欲しいものをいかに開発するかだと。】

まさに、その通りですね。

【ラジカメって知ってます?ラジオにカメラが付いている。】

ラジカメ↓

【(ラジカメ)売れなかったでしょう。
いま宣伝している「スマホで炊飯」も心配です。スマホで飯を炊きますか?】

【いま、松下幸之助ならどうするか。
逆境をバネにした創業者を見習おうという意識が、会社にはなくなった。】

技術はもちろん大切です。しかし、 技術者は技術に振り回されてはいけません

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