5月 142013
 

ヤギ親子、害獣追放の援軍に…桐生でスタート

イノシシなどによる農作物の食害に悩む桐生市梅田町4丁目町会は今月から、民家周辺に広がった耕作放棄地の雑草をヤギに食べてもらい、鳥獣被害を減らす取り組みを始めた。イノシシの「隠れ家」となっている雑草地をなくして、人里近くから山へと追い払う。県内では前橋市の赤城山南面などでヤギ放牧の例がある程度で、町会を中心としたヤギによる「援軍作戦」に注目が集まっている。

◆雑草モグモグ…「隠れ家」一掃へ

「さあ、おうちだよ」「こっちにお入り」。

4月26日、桐生市梅田町4丁目の中島孝守町会長(71)宅の敷地に集まった地域住民ら約10人が、前橋市から来たヤギの親子に声をかけると、小屋がついた住民手作りの囲い(縦約5メートル、横約10メートル)の中に、2匹のヤギがゆっくりと入った。「それじゃ、ヤギの名前を決めて、これからみんなで育てよう」と中島町会長。住民はエサを与えたり、体をなでたりしながら、ヤギを歓迎した。

同町会周辺では近年、イノシシの出没が目立つ。市林業振興課によると、梅田町全体のイノシシの捕獲数は、2003年度は14頭だったが、10年度は81頭、11年度は74頭、12年度は過去最多となる134頭に。専業農家こそ少ないが、「270戸のうち半数」(中島町会長)が自家消費のため農作物を作っており、農作物が食い荒らされる被害が相次ぎ、人に危害を加える恐れも出てきた。

そこで町会は11年度から獣害対策委員会を組織し、県や市の補助を受けながら勉強会を開き、電気柵を設置するなどしてきた。それでも、被害はゼロにならず、周辺の環境を変えることが必要と決意。ヤギに助けてもらうことにした。

イノシシなどのすみかになる耕作放棄地が広がり続けると、畑や庭を荒らされる被害が拡大するため、今回は、鳥獣被害に負けない集落作りを支援するNPO法人「フィールドリサーチ」(東京都)が町会に協力。前橋市のヤギ牧場と1年間のレンタル契約を結んだ。

町会は2匹のヤギを飼育して茂みの中にリードをつけて放し、雑草を食べてもらう。5月に入り、囲い周辺の茂みなどで「慣らし運転」(中島町会長)をしていたが、現在は徐々に高台の雑草地などにヤギを連れていくなどし、今後、活動を本格化させるという。

中島町会長は「ヤギの力で、里山の環境回復につなげたい」とし、県東部農業事務所桐生地区農業指導センターも「地域住民も協力的で、周辺への波及効果が望める」と期待している。

(2013年5月14日 読売新聞) より

これ実はわたしも注目していた事業なんですよね。
害獣対策(イノシシ、シカ、クマ)の始まりとして、まず、害獣たちが身を寄せられるちょっとした茂みを作らないこと、放置しないことが大切です。

彼らの基本行動は、「簡単」と「安全」です。
とくに姿をあらわにすることを極端に嫌います。それはもちろん、それが危険だからです。

ですから、そのような害獣にとっての安全地帯であるちょっとした茂みをつくらないことは、非常に重要なのです。
しかし、言葉ではいうものの、その草を人力で刈るのは非常に大変なのです。

山の斜面であったり、そこまで行くのに道がなかったりで。
そこでこのように、草食動物に草を食べてもらうというのが、害獣対策にも人間にも都合がよいのです。
まぁ、ヤギとしてはいいかどうかはわかりませんが。

わたしとしては、これをさらに広げて、群馬県内の各小学校にヤギを2頭ずつ飼い、夏場は山間部に放牧し、それ以外は学校で世話をする、というアイデアをあたためております。

けっこうヤギというのも気難しい動物みたいですけどね。

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