5月 192013
 

イノシシやシカなどの害獣による農業への食害がひどくなっています。
そこで、害獣対策+地域おこしののような感じで、イノシシやシカを捕まえて、それを食用として流通させよう、というようなのがたまに見かけられます。
でも、それって本当に非現実的なことのようです。

詳しくは、こちらの本に書いてあるのですが、いくつか取り上げてみます。

1 流通させるほど、定期的に捕れるわけではない

後で詳述しますが、まず、イノシシ肉の最大のライバルは、豚肉です。
イノシシ肉を豚肉ほど流通させることができるか、といえば、もちろん「NO」です。
狩るにしても、罠で捕まえるにしても、捕れるのも不定期的でしょうし、イノシシの肉質もバラバラでしょう。
ですから、害獣対策の一環として、イノシシ肉やシカの肉を売ってしまえばいい、という安易な発想は、まずこの段階で実現が極めて困難になります。

2 捕れるイノシシの年齢、月齢がバラバラ

これも豚との対比ではっきりするのですが、なにせイノシシたちは野性育ちです。
それを人間が捕まえるわけですから、生育環境や年齢もバラバラです。
そうなると、おのずと肉質にもばらつきが出てしまうのです。

3 豚肉がすごすぎる

まぁ、実はこれにつきるんですよね。
ちょっと考えればわかるのですが、(※といってもわたしはわかりませんでした…)、豚肉に限らずですけど、人間の手によって管理された食肉用の家畜は、そりゃうまいですよ!
だって、最高の状態で消費者の口へ運ばれるような仕組みを作っているのですから!!

豚肉に関して言えば、食肉用に豚を約180日育てます。もちろん、その間、肉質がよくなるように環境を整えます。
食用として適した期間、180日を迎えると、専用の屠畜場へ運ばれ、そこで解体されます。

もちろん、病気になった豚や肉質が悪くなった豚は、はじかれ、それは市場には出回りません。
ですから、市場には常に肉質的に合格点95点以上の豚肉が流通していることになります。

ひるがえってイノシシはどうか?

イノシシの場合は、病気だろうが、ストレスで肉質が悪くなろうが、それはおかまいなしになります。
そもそも、それを判定できるのは、肉を食べて、これはちょっとうまくないな、と思うときなのですから。

仮に、極上のイノシシ肉が手に入ったとしても、それはむしろ例外かもしれないのです。
自然界にいるものを、常に同じように極めて品質の良い状態で、手に入れつづけるのは至難の業です。
ですから、イノシシ肉を市場に流通させ、それを豚肉ほどに購入してもらうのは、ほとんど不可能です。
まぁ、それほど豚肉の生産工程が優れているとも言えるのですが。

そこで、イノシシ肉のうまい流通方法はないかと考え、1つのアイデアとして出てきたのが イノ☆ぶたソーセージ です。
テレビで、ソーセージを作るのをちょっと見たんですけど、ソーセージに使う肉は、赤身と脂質のようです。

ですから、イノシシ肉の赤身(イノシシは赤身ばかり。ボタン鍋といわれるのはそのため)と群馬県産の地豚(上州麦豚)の脂質を使い、イノシシと豚のコラボレーションはどうかな、と思いました。

ソーセージならば、作り置きや保存もききますし、全国への配送もできます。
イノ☆ぶたソーセージに、地元の野菜をプラスして配送すれば、それなりにいいかな、と思うのですが。

野性のイノシシの肉はタダですが、そこには大きく人件費がかかります。
そのことや害獣対策の一環であることも併記して、売り出すというのがよいかもしれません。

ぐんまの イノ☆ぶたソーセージ 
はっきり言って高いです!!
なぜなら…

というように。

追記 1
はじめから「社会貢献」をうたって高めの値段にするのもよいでしょうが、裏にQRコードを貼っておいて、動画を見てもらい、そこから寄付に持っていった方がよいかもしれませんね。

ソーセージ自体は、製造側にのみ利益が出るように値段を決めてもらい、イノシシ肉を提供する側は、寄付によって活動を維持するというかたちにする。そうすれば、より安い値段でイノ☆ブタソーセージを提供できます。

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