5月 312013
 

以前、この手の本やDVDを集中的に、読んだり見たりしていたんだけど、もうすっかり忘れちゃったなぁ、やっぱりメモしておかないとダメですわ…。

ようは、いかに現代の食肉産業が、人工的になりすぎているか、それによりいかに製品としての「肉」が生み出されているか、を問題提起した本です。

この手の本て、日本物はあまりないですね。
豚を育てて、食べるのは、道徳的にどうか?みたいなのはありますが。

21世に入った今、畜肉の産業は高度に工場化され、まさに工場式農場=ファクトリーファームと呼ぶべきものになっています。
いかに最適な肉の状態で出荷されるべきかに重点がおかれ、もはや畜肉用の動物に、生命体としての尊厳はありません。

病気を未然に防ぐための抗生物質入りのエサ、肥らせるためだけに存在させるための最低限のスペースなどなど、日本人にはにわかに信じられないことが畜肉動物に施されています。
※日本人には信じられない、とはいうものの、程度の差こそあれ、日本でも似たような状況です。

まぁ、この手の本は読んでもらわないと、あとは実際映像で見てもらわないと伝わらないですね。

ということで、映像としては

この3つが有名どころですね。
あとはユーチューブとかで探せば出てくると思います。

本としては、

などが有名ですね。
本の方は、もっとあると思います。

今読んでいるのは、

この本『愛と憎しみの豚』(中村安希)は、豚食に関するルポルタージュで、豚肉に特化している点がとてもおもしろいです。
豚肉って、極端なんですよね。
中国では、これ以上ないごちそうなのに、イスラムでは嫌悪すべき存在です。
どうしてそんなふうになってしまったのか?を含めて、ルポにしています。

話は戻って、『イーティング・アニマル』へ。
どうしてアメリカにベジタリアンが多いのか、わかる気がしますね。
野菜を食べたいのではなく、肉を食べることを嫌悪しているから、ベジタリアンに行きつかざるをえない、という感じの人も多いようです。
畜肉産業の実態を知ってしまうと、もう気持ち悪くて肉を食べられなくなる気持ちはわかります。

そこで、工場式に育てられていない畜肉を食べる、という選択肢が出てきます。
工場式ではなく、本来の自然に近い形で育てられた牛や豚、ニワトリ、七面鳥などを食べようという動きですね。

問題点は2つ

1 それらの工場式でない畜肉は、コストがかかり割高である
そのため、どうしても習慣として肉を食べようとする人たちにとっては、コスト面で非常に悪いです。

2 そもそも家畜において、自然に近い形で育てられるなどという概念こそおかしい
まぁ、これはよく考えればそうですよね。
どんな育て方をするにしても、行くつく先が「肉」の塊ならば、その製造過程にとやかく “人道的な” 細工をしても仕方ないことになります。

そのような事情から、一切の肉食を絶つ、ベジタリアンが多いようです。
一口でも、肉を食べることが、工場式農場を陰ながら支えているという理屈です。

これはなんとなくわかりますね。
最近、読んだ『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』にちょうどあてはまります。
行きすぎたペット産業やペットの殺処分を縮小させるには、そもそもペットを買わない・飼わないということが、陰ながらできることなのかな?と思いました。

ペットショップで購入しようが、保健所から引き取って飼おうが、それ自体がペット産業というものを増長させ、その結果、ペットの殺処分の問題に加担している可能性はなくはないです。
この辺の理屈はうまく説明しずらいので、『イーティング・アニマル』と『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』を読んでください。

追加
『さらば、食料廃棄』 S・クロイツベルガー/V・トゥルン
ドイツとフランスを中心に、世界の食糧生産、消費、廃棄の現状を取材した本。

・スーパーマーケットの営業時間に比例して、食料廃棄は増えている
・途上国の多くは農業国であり、そこでつくられた農産物は畜肉用の動物のえさになっている
・食料のリサイクルやフードバンクの現状など

ファクトリーファームのストレートな映像が苦手な方は、アニメでなんとなくでも概容をつかんでください。

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