7月 012013
 

“サイコパス”と言えば、残虐非道、冷酷無比な性格の犯罪者という思い込みのようなものがありますが、どうやら、もっと幅広く奥が深いもののようです。

以下、読売新聞の書評

評・中島隆信(経済学者・慶応大教授)

知覚と感情の分離

鉄道のトロッコが線路を猛スピードで走っている。その先には、5人の人間が線路に縛られている。あなたは線路の上にかかる橋の上で、とても大柄な知らない男の後ろに立っている。5人を救うには、この知らない男を線路に突き落としてトロッコを止めるしかない。さて、あなたは男を突き落とすべきだろうか。

このとき、短時間で結論を出し、まばたきひとつせず平然と男を橋から放り投げることができるなら、あなたはサイコパス(精神病質者)かもしれない。

仮にそうだとしても、失望するには及ばない。本書を読めば、サイコパスは不思議な能力を有しており、それを社会に活かす手段も数多くあることに気づくはずだからだ。

サイコパスは一般に良心の欠如した人間と理解されているようだ。しかし、実体はそれほど単純ではない。
実際、すべてのサイコパスが刑務所に入っているわけでもない。

あたかも良心がないかのように見える理由は、どのような状況におかれても、過去の経験や将来の不安に惑わされず、今この瞬間に集中し、冷静な判断を下せるというサイコパス特有の「知覚と感情の分離」のなせる技だからだ。

成功者と犯罪者の分かれ目は、この分離のスイッチのオンとオフの使い分けができるかどうかだという。

難手術をやり遂げる外科医、巧みに相手をやり込める辣腕弁護士、テロリストに立ち向かう特殊空挺部隊の隊員、国家や企業を統率するリーダー、さらには悟りを開いた禅の高僧などにもその能力が備わっているのだと説明していく。

以上、ほとんど転記

いや~、この先生の評はすばらしいですね。思わずほとんど転記してしまいました。

今まで負の面にばかり目が向けられていたものを、正の面から捉えるというのは、今後ありそうですね。
例えば、うつ病や行動障害などの精神病も、ある面においては非常に有益な精神性というのはあると思います。
わたしも少しサイコパス的な気質があるので、ちょっと気になる分野です。

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