8月 052013
 

農業は「食材製造業」である。

8月1日のカンブリア宮殿は、農業組合法人 和郷園 でした。

農業の6次産業化はもう当たり前の話で、それをベースにその上をいく経営をされています。
農業を前面に打ち出すのではなく、レジャーやリゾート感の中に農業を組み込ませている仕組みはすごいですね。
一朝一夕には真似できませんが、農業の方向性としては、そうならざるをえないのでしょうね。

こちらの社長さんも言っていましたが、旧来の農業は「農事作業」でした。
野菜を作って、農協に納めて、終わり。というのが「農業」でした。しかし、これからの「農業」は、「農作物関連産業」としての「農業」となるでしょうね。

>農業は「食材製造業」である。

まさに、至言ですね。野菜を作るのではなく、食べ物を作っているのだから、消費者が食べるまでを「農業」と捕らえています。
ですから、消費者の求める野菜=売れる野菜に徹底しています。

今までの農業は、そこまで売れることに徹底していなかった感じがします。
例えば、今のトマトは、設備投資をして糖度を高めるのが主流となっています。なぜなら、それが消費者の求めるトマトだからです。

このような「農業法人」となって有利なのは、小売店と直接契約できることでしょうね。
小売店側は、おいしさはもちろんのこと、決められた量を決められた納期にきちんと商品が届くことを求めてきます。
これは旧来の農家の発想では難しいことでした。
なぜなら、農作物は天候に左右されやすいので、きちんと納められるかどうかは「運」しだいという考えがあったからです。
そこを徹底して、天候などの運による出荷の有無を克服できるのが、リスクヘッジの効く農業法人です。
地域や種まきなどをずらすことで、リスクを分散することができます。こういったことは個別の農家だけでは難しいでしょう。

これから農業は、かつて葬祭業が、「花屋」「棺おけ屋」「返礼品屋」など各分野からの参入があったように、各分野から参入があるのでしょうね。
旧来の農家=生産者だけでなく、流通や小売などの分野から、川上の「農事作業」への参入は、おおいに考えられることです。

奥の深い、幅の広い産業ですね。

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