12月 162013
 

国が管理する1級河川の河川敷や堤防に無断で田畑を作り、野菜などを栽培する不法耕作の面積が全国で少なくとも約170ヘクタール(957カ所)に上ることが、毎日新聞の調査で分かった。

阪神甲子園球場のグラウンド約130個分の大きさ。

家庭菜園としての不法占有が大半だが、地盤が軟らかくなって堤防の強度が落ち、集中豪雨や津波などの際、決壊の恐れが増す。

また、農機具小屋などが流出すると、人や建物への危険もある。国土交通省は立ち退きを求めているが、強制力はなく、不法耕作はなかなか減らないのが現状だ。

河川法は河川管理者の許可なく河川敷を占用することを禁じている。
不法耕作は畑が大半で白菜やネギなどの野菜のほか果樹も栽培されている。

治水への影響が小さいものも多いが、1カ所で2ヘクタールを超える大規模なものがあるほか、堤防やその付近を掘削する悪質なケースも確認された。

<不法菜園>国管理の河川敷に170ヘクタール より

これはおもしろいテーマなんですよね。
坂口恭平さんが、確か上の本『独立国家のつくりかた』の中で言及されていると思います。

細かいところの法律論はわからないのですが、あくまでわたしのイメージとして、

河川は国のものだから、勝手に占用してはいけない

→ それでは国とは何か?わたしも国の一部であるのだから、使用してもいいのではないのか?

→ 確かにあなたも国の一部であることは確かであるが、あなた個人が私的目的のために使っていいわけではない

→ 所有や占用ではなく、あくまで一時的に使用しているだけ。それの何が問題なのか?

→ さて、法律的な見解は??

というような状況のようです。

つまり、国とは何か?国土とは何か?私有とはなにか?使用とは何か?など突き詰めると、わけのわからない状態にあるのが「国」というもののようです。

これが市有地や県有地だと、市や県が排除できるそうです。
しかし、国にはそれができないということのようです。
う~ん、実に不思議な世界です。

しかも、おもしろいことに、そこでできた作物を誰かが盗んだとしたら、それは「窃盗罪」になるそうです。
土地に対しては河川法により、違法行為ですが、種やそこでできた農作物はその育てた人のものなので、勝手に採ったり(盗ったり)すると、それは器物損壊や窃盗になるそうです。

う~ん、ほんとうに不思議な世界です…。

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