7月 302014
 
日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 (講談社+α新書)
深尾 葉子
講談社
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半沢直樹の家庭の例を出しながら、“カエル男”(夫)と“タガメ女”(妻)を解説しております。

現在の結婚ーかつての結婚観・夫婦観を引きずりつつありながら、時代にそぐわない結婚観ーをうまく解説していると思います。

結婚式で牧師先生に「汝は健やかなる時も、病める時も、富める時も、貧しき時も夫を愛し、ともに生きることを誓いますか?」と言われ「ハイ、誓います」とおそらく100%の新婦が誓ったと思います。

それではその何割が結婚して数年後、夫の「オレ、仕事辞めて独立するわ」という意見に素直に「ハイ」と答えるでしょうか?

おそらく、即決で「いいよ、生活費はわたしが稼ぐから」と答える妻は、ものすごく少ないと思います。

大半の妻は「何馬鹿なこと言ってるの!?わたしたち(妻と子ども)の生活はどうなるのよ!?」と言うでしょう。

つまり、これは、結婚というのは未だに男女の差が歴然としており、夫は外で稼ぐものという大前提があるからです。

また、「イクメン」や「家族サービス」などという言葉がある事自体、夫が家庭のことを行うのは、至極当然のことではないという現状の証左です。

本書では、このような夫の状態ー残念ながら、妻や子供に“生活資金”を提供しているだけの必要体ーを指して“カエル男”、そのカエルから養分をチューチュー吸い上げる妻を指して“タガメ女”と形容しています。

この本を読んで、そして、自分の生活を顧みて、実に本書の通りの世の中であると痛感いたします。

まず、夫が働いていない=何かおかしい家(もしくは、どこかおかしいご主人)という世間の目(偏見?)は、これはもう反射現象のように感じます。

※ちなみにわたしは今「兼業主夫」状態

また、頻繁に親からの独立を当たり前のように言われます。

もちろん、かつてのような元気な日本経済ならばいいのです。

しかし、時代、というか経済環境が変化しているのに、社会がその変化についていっていない、もしくは受け入れないのでおかしなことになっているのです。

まぁ、そのへんは世代交代が起こらない限り、社会的な変化というのは難しいのかもしれませんね。

実体験として、夫が生活費の全部を稼ぐのではなく、夫は生活費のベースを稼ぎ、妻がその他の娯楽費などを稼ぐといったパートナー関係の方がいいように思います。

そうなんです。これって原始的な夫婦(家族)の形なんですよね。

男が狩りに出て、火をおこして、調理をする。居心地のいい家を建てる。
もしろ生活の基礎部分は、男(夫)が行った方がスッキリすると思うのです。

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