9月 092014
 

この夏は、神流湖スポーツアカデミーというサッカーの合宿所でお手伝いをしていました。

まぁ、忙しいのなんのって…。
なんてったって、50人からの食事の用意をするので、朝から晩まで調理・配膳・片付けを行っているようなルーティンでした。

ただ、最終盤にはいくらか余裕もでき、そのときにハマっていたのが、『ブラック・ジャック』。

その中のある話で「本間血腫」という内容があります。

ブラック・ジャックの育ての親ともいうべき本間先生が発見した心臓の病なんですけど、これが未知の病気で、未知故にもちろん治療法などわかりません。

ですから、本間血腫の手術のとき、本間教授は自分の名声のために“生体実験”を行っているのではないのか?と周囲から言われてしまいます。

周りの教授連は、既知の病気に対してのみ手術をすべきで、未知なるものを手術するというのは、それは“生体実験”という理屈です。

う~ん、これって難しい問題ですね。

医療としての現実問題の是非はわかりかねますが、「正解」と「最適解」をうまく表している事柄だと思います。

つまり、

既知のものに対する正しい行い → 正解

未知なるものに対する正しい行い → 最適解

ということです。

「最適解」は、将棋などでよく使われる用語で、その場面・状況におけるもっとも正しいであろう行いを指します。
正しいとか、あっているとか、実はその瞬間にはわからないのです。
正しいであろうというのが、本質で、言うならば、“実験段階”なのです。

学校で習うのは、「正解」です。
初めから「正解」ありきの問題を解くのです。

しかし、世の中に出て直面する問題は、そうではありません。
問題があって、「最適解」を求めることがほとんどです。

これは「問題」という2種類の意味を持つ言葉を同じように使っているせいで起こっているとも言えます。

「問題」という日本語には2種類の意味があります。英語になおすとわかりやすいですね。
※英語のproblemもダブルミーニングですね。

1 問題 = question
ここで問題です、という時の「問題」。「質問」とか「問い」という意味ですね。
「問い」なので、必ず「答え」、つまり「正解」があります。

2 問題 = result
それは問題だよ、君、という時の「問題」。問題=「一大事」という意味合いです。
これは得てして、何かの「結果」であります。何かの結果なので、それに対して求められるのは、正しい対処です。
対処なので「正解」はありません。あるのは「最適解」です。

つまり、「問題」という用語は、これから出されるものともう出されたものとに分類されます。

ですから、これから「問い」として出される「問題」と、もう起こってしまった「結果」としての「問題」に対する処方箋は自ずと違ってくるというわけですね。

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